2015年12月29日火曜日

年の暮れを迎えて


 
皆様、今年も残すところは「後わずか」になりました。後に残るのはお正月。楽しく、明るい心で、お正月を祝いたいものです。

今年の暮れに飛び込んできたのはパリで開催されていたCOP21が締結し、一応加盟国全部が地球温暖化を防ぐために合意したというニュースでした。私はこの会議の成果に概して悲観的な期待感を持っていましたので、このニュースは私にとっては嬉しい驚きであり、明るいものでした。18年ぶりに二酸化炭素の排出を減らしていこうという世界の申し合わせですから!

第二のニュースは、日本に国連環境計画の活動を支援する団体(UNEP協会)が立ち上がったことです。この設立には相当な期間とエネルギーが費やされました。でも、関係者たち、特に宮内淳氏の設立に対する情熱とエネルギーには敬意を表したいと存じます。これから皆でこの協会の活動を見守り、支援して、日本政府が国際社会で地球の将来を守るリーダーシップを取るよう活発な意見と活動を展開して行きたく存じます。

異常気象が今のように頻発するようになったのも、この地球をここまで汚してしまったのも私たちです。今やこの地球は人類存亡の危機を迎えております。もう一刻の余裕もありません。その為、私たちは、子や孫の将来の為に今すぐ一肌も二肌も脱がねばなりませんし、後に続く世代の為にこの掛け替えのない地球を守る行動を起こさなければなりません。そこで、皆様、年が明けたら、二酸化炭素放出を減少するために自家用車の運転を大幅に減らす決意を致しませんか?バスや電車など公共交通機関を積極的に利用すれば、そして、自家用車をお互いに乗り合わせるようにすれば、実行可能です。石油や石炭などの化石燃料の代わりに太陽光・太陽熱、風力、水素などを利用して発電するよう働きかけましょう。社会的に少しでも影響力をお持ちの方は、政治家や官僚に対して、また、周りの人々に対して、ありとあらゆる公共の建物には、そして、設置可能な建物・家屋には太陽光パネルを設けて、自分たちの消費する電力は自給自足する努力をするように語り掛けていただけませんか?更に、政治家には、原子力発電は推進しないことや大気温暖化防止をすべてに優先して予算を組むことなどを要求しましょうよ。更に、お口に入れる食品には、肉類、砂糖類、乳製品、化学薬品を極力避け、有機農法の米・野菜を主とし、自分たちの命と地球を守る努力をする必要があります。その他に、植林を含めて、すべきこと、出来ることは山ほどあります。それが何であろうと皆で力をあわせて一歩踏み出すことが必要です。

皆で力を合わせて、地球の将来を守る努力を致しましょう。

2015年12月12日土曜日

世界平和


 

この世に完全無欠な人、欠点の無い人なんていないよね。人は誰でもそれぞれ長所・短所を持って精一杯生きようとしているのさ。だから、他人と比較して、自分が劣っているとか優れているとか決めるのは意味ないのさ。同時に、自分の考えや思想にそぐわない人を退けたり、糾弾したり、決めつけたりすることも無意味だと思う。それをすると、孤立と争いを助長するだけになってしまうから。

この世を構成している「足りない」人々がお互いに補い合って、助け合い、少しでも暮らしやすい世の中を作るような努力をすれば、そういう人たちの周りは友愛と信頼が生まれるのと違うだろうか?そしてそこに心のなごみが生まれ、「平和」のポケットが出来るだろう。

こういう風に考えれば、世界平和なんて簡単に実現できるよね。要は他人の価値観や考えを裁かず、金子みすずのように「みんな違ってみんな良い」と、あるがままに受け入れれば、あなたは世界の平和大使だよ。あなたの行くところに平和が生まれるのさ。

大切なのは「思いやり」と「分かち合い」だろう。私たちみたいに先進国でなに不自由のない生活をしている人々は少し生活を切り詰めて、途上国で貧困の為まともな生活や教育を受けられない人々の為に何かできるか考えようよ。それで思い出すのは昨年ノーベル平和賞を取ったマララさんの言葉:「世界で使っている戦費の8日分で、世界中の女性が一年間教育を受けられる」ということ。教育は人に希望と夢をもたらすのさ。だから、何にも増して大切だよね、特に女性にとってはね。

もう殺し合いは止めようよ。憎しみもテロも止めようよ。世界中の若い人たちに「生き甲斐」をもたせ、職を創りだし、それぞれが脅かされずに生きていける世界を作り出そうよ。案外簡単だよ。やろうよ。皆でその気になればね。

2015年11月18日水曜日

シルクロード緑化活動


  この緑化プロジェクトは、現在、植林だけではなく、現地農民の貧困脱却、女性の地位向上を目指して大きく進歩・成長しつつある。勿論、それは現地責任者の蘇本山氏の夢と実行力が無ければ実行しないことなのだが、それが一歩一歩と実現しているのだ。例えば、三年前に彼が始めた養鶏。今や一万羽の鶏が植林した沙棘の木々の間で元気に育っている。鶏は沙棘の葉や実にあずかり、沙棘は鶏の糞を肥料とするという「相互扶助」の関係が出来ていた。このプロジェクトが高地・寒冷の山間地にあるので鶏インフルエンザとか他の流行病の心配はないという。市場に出した鶏肉と卵は「沙棘鶏」と言うブランドで、消費者の間で評判が良く、普通の三倍の値段で取引されている。蘇氏はこの活動を近く300万羽生産の規模にまで拡大し、農民の生活向上に寄与したいと計画中だ。同様に、彼は高価に取引される漢方薬用の薬草の栽培にも着手し、黒枸杞・紅枸杞など高価で取引される種類の薬草育成に乗り出し、農民たちを教育・指導しているこれも農民たちの貧困脱却を目指した「里山活動」を育てるという試みである。

 蘇氏のこのような試みが今や彼を「有名人」に仕立て上げ、彼の考えや行動に引かれて数多くの人々がこの山奥の荒れ地に集まってきている。今年8月には参加者が多数一堂に会し、現在の活動を祝福し、来るべき年の日中協力活動を祝福してくれた。言い換えれば、このプロジェクトの知名度をもっと中国国内と日本で上げ、大気温暖化防止と貧困撲滅のモデルにしようではないかということだ。

今後、必要なのは「沙棘」の果実を薬品や食料品にする漢方薬製造工場と、沙棘鶏を立派な商品にし、出荷するための工場を設立することで、そのための投資者を探すことと、広大な荒地を緑化するための苗木代の確保である。この夢の膨らむプロジェクトの為に一層の努力をしよう。

そゆ

2015年10月19日月曜日

会員の皆様にご報告

皆様
9月30日のブロッグで報告させて頂きましたように、私たちは中国黄土高原で実施している「シルクロード緑化活動」に3年ぶりにボランティアを派遣し、その結果、胸を張って帰国しました。単なる植林活動が今や「人間開発」に向かって再稼働を始めたと確信したからです。

ところが、10月9日にコスモ石油エコ・カード基金事務局との会合があり、そこで、”私たちが人類の将来の為に素晴らしい”と考えていたこのプロジェクトの将来を暗くするような指針が示されました。つまり、ズバリ言って、来年度からは「中国における活動には支援提供が出来ない」と言うことです。その理由は、コスモ石油エコ・カード基金の資金源はコスモ石油からガソリンを買う人たちが提供する1%の献金ですが、
  1)その会員たちの数が最近目立って減少している、そして、
  2)その14%の人々が中国に対する支援は中止すべきだ、       と言っているので、コスモ石油エコ・カード基金としてはその声を無視できないというものです。

勿論、NPO2050が支援しているプロジェクトは、地球と人類の将来を守るための活動で、中国政府を支援するものではないと説明をいたしましたが、政治的に確信を持っている人たちは簡単にはこちらの説明を聞いてはくれないようで、コスモ石油エコ・カード基金の結論を受け入れることになりました。

以上のような訳で、2016年度及びその後のコスモ石油エコ・カード基金からのこのプロジェクトに対する資金援助は期待できなくなり、私たちとしては至急代わりのスポンサーを探す必要が出てきました。只今、その為の活動を展開しております。皆様のお知り合いで有望な企業又は団体がございましたら、是非ご紹介下さい。同時に、我々のこのプロジェクトは緑化が必要な4万ヘクタール以上の広大な荒地を抱えておりますので、今後精力的に苗木代の為の資金集めをしなければなりません。そのような訳で今後様々な報告やお願いを差し上げることになりますので、どうぞ、ご理解とご協力をお願いもうしあげます。


 

2015年8月30日日曜日


コスモ石油エコカード基金の支援を得て、地球規模問題(大気温暖化)解消の一手段として2002年に始められたこの「シルクロード緑化活動」も既にティーンエージャーとなってすくすくと育ち、いよいよ頼りになる「大人」の活動に入ってきている。                        

2年間の中断の後、私たちは植林活動を本年に再開し、816日から21日まで甘粛省蘭州市永登県下古山村と言う人里離れた山中で、一行9名、様々な素晴らしい体験をしてきた。21日と22日は陝西省の西安において孫若桓2050中国代表に会ってきた。孫若桓氏は今年99歳、あと数ヶ月で100歳になるところだが、最近急に老衰の症状が現れ、今や寝たきりの状態になってしまった。21日と22日にお見舞いをし、回復のお祈りをすることが出来たのがせめてもの慰めであった。

 蘭州では、現地責任者である蘇本山氏が2050のボランティアによる植林活動再開を喜び、彼らが現在「幸福家園」と呼び、推進しているプロジェクトの緑化活動努力、地域農民の生活向上努力、日中友好精神を讃えるための式典を18日に挙行した。それに参加したのは、日本からの私たちに加えて、中国の広東省、北京、香港などと多くの場所からの著名人たちであった。特に私が強い印象を受けたのが、女性の地向上のために中央政府の非営利活動を受け持っている「中国人口福利基金会」の元総裁、苗霞女士と現副秘書長の兪華女士が参加したことであった。ご存知のように、中国人口福利基金会は2006年から尖閣諸島問題が発生するまでは、2050のカウンターパートとして甘粛省おける緑化活動に全面的に協力し、様々な便宜を図ってくれていた。尖閣問題が発生してからは政治的な理由で日中協力に腰が引けていたのが、ここでこの式典に参加したということは中国共産党の対日政策が「良い方向に」変わりつつあるのではないかとの期待感を私に持たせてくれるものであった。

 今回の訪問で参加者全員がはっきりと感じたのは、上述したように、人類の将来の為に大気温暖化防止を目的として、コスモ・エコカード基金の支援により開始されたこのささやかな緑化活動が今やその初期の目的を達成したのみならず、中国の国内や国際機関からの支援も獲得し、貧困撲滅と女性の開発主流への参加をも可能にしたということである。つまり、蘇本山氏はこの3年間に、緑化を進展させていることに加えて、地元農民たちが少しでも生活が楽になるようにと思い計り、新しい活動を計画し、農民を教育・支援し、連中に夢と希望、更には自立の途をも与え始めているということである。そして、その予期せぬ効果は日中友好精神の促進と中国国内におけるこのプロジェクトの知名度が上がったこと、つまり、このプロジェクトが中国国内で「素晴らしいモデルだ」と言う評価を受けつつあるということである。

 彼は、この人里離れた高山・寒冷地の植林の為に選んでいる「沙棘」の木々間に鶏を1万羽飼い、鶏に沙棘の葉と実を食べさせ、沙棘には鳥の糞を肥料として利用するという見事な相関関係を創出している。今やその鶏の卵と肉が「沙棘鶏」として巷で高く評価されるようになっていた。中国、特に、蘭州では、健康で美味であると他の鶏肉の3倍位の値で商品化されつつあるとのことである。将来的にはその規模を3年間に300万羽まで増やすことを考えている。それだけの規模の養鶏になると鶏インフルエンザや他のウイルス性の病気が心配だが、それは、養鶏の場所が「高所・寒冷の地」であるので先ず心配ないそうである。更に、彼が別に推進しているのが漢方の薬草園の経営で、黒枸杞・紅枸杞と言った高値で取引される薬草を育て、農民を訓練して、将来的に連中の貧困削減・生活向上に役立てようという配慮である。これらの活動の為か、蘇本山氏の知名度が国内で高まり、中国中から支援者が現れ始めていることを察することが出来た。

 一番近い人里はプロジェクトから車で15分位下ったところにある。プロジェクトで採用された農民たち(女性)はそこを歩くか、自転車で通ってくる。彼女たち(男性の殆どは都会に出稼ぎに行っている)の集落は貧困の兆しが目立つのだが、今回、農民たちが、一晩夕食を共にし、花火を打ち上げ、爆竹を鳴らして私たちを大歓迎してくれた。そこには歌あり、踊りありで、まさに人類愛の発露であり、政治的な判断の全く入らない「お付き合い」と感謝の集いであった。

 以上のように、私たちは大歓迎を受け、日中友好の手応えをはっきりと感じ、蘇本山氏の判断と活動の正しさを認識し、このプロジェクトの将来を伺い知ることが出来た。そして、それが日本からの参加者9名に笑顔と安心感をもたらした。このプロジェクトが今後必要とするものは、年2500トン以上採れるようになった沙棘の実を加工する工場と漢方の薬品工場がプロジェクト内に設立されることとで、その為の出資者を探すことである。そして、このプロジェクトが如何に素晴らしい成果を上げつつあるかと言うことを日本国民に知ってもらい、エコカード基金が世界の大気温暖化防止、貧困削減、女性の地位向上のための努力に大変なインパクト与えたと事実を皆と共有することである。

 更に一言付け加えるとすれば、私たち参加者全員が今回の中国訪問によって世界平和構築の心得とかお互いの思いやりが人類の幸福の為にいかに大切かと言うことを実地に学ぶことが出来たということで、今後も若い人に呼び掛けて私たちのシルクロード緑化活動を推進しようと心に決めたことである。
 
 
 
 
 
 
 
 

2015年8月12日水曜日

私は最近岐阜県の恵那市で講演をする機会を頂いた。スポンサーをして下さったのは田中義人さん。東海神栄電子工業株式会社の社長さんである。

恵那と言うところは風光明美で、温泉があり、珍しいご馳走を食べることのできる料理屋も多数ある素適な場所である。特に、うどん・そばの美味しいこと。

でも、何にもまして感銘を受けたのは田中義人さんと彼のご家族の持つ雰囲気、考え方、生き方で、その謙虚で思いやりに満ちた生活には頭の下がるものである。彼らは環境保全の為に無駄をしない。家を建てるに際しても古民家にある家具や建材を立派に且つ芸術的に再利用している。彼の会社の社員や市民たちが健康に、楽しく暮らせるように、命を育んでくれる食品を提供している。そして、「日本を美しくする会」と言う団体を導いて、日本中の公衆便所や汚れたところをピカピカに掃除し、磨いて、誰でもが嬉しくなるような雰囲気を作り、携わった人々が生き甲斐を感じ、楽しい人生を送ることができるよう奉仕している。そして今では台湾、インドやブルガリアまで出向いてその奉仕活動を地球規模で行っている。


田中さん一家の方々と会話を交わしていると、それぞれの方が謙虚で、周りの人々に対して自分の価値観や判断を押し付けない、お互いの長所と良い点を見て助け合う、そして、社会の為に自分の出来ることを提供するという感じを受ける。その為、彼らのもたらす雰囲気はまさに私の推進する「平和構築」である上に、人々に安心と生き方とはかくあるべきかと言う指針を与えてくれる。
 こういう素晴らしい




ご一家と知り合いになれたこと、誠に感謝の極みである。

2015年7月18日土曜日

女性に支援を、投資を!


711日は世界人口デーで、国連人口基金は、”緊急時における脆弱な人々”、(女性・思春期の少女、出産を控えた母親たち)が紛争とか災害時に虐待、性的搾取、暴力や強制結婚などに直面すると報告しています。そのため、国連人口基金は、衛生キット、産科・避妊具(薬)を提供し、訓練を受けた専門家を派遣するなど、脆弱な人々への支援を展開しているそうです。これは同時に、女性や思春期の少女と若者のニーズに対応するとともに、さらに緊急時や復興時にも役立つものです。国連人口基金の目標は、「女性と思春期の少女の性と生殖に関する健康に対しての権利を保障し、彼女たちの安全も同時に守ること」だそうです。

これは確かに立派な報告であり、主張です。だが問題は、このような”脆弱な人々“が依然として国際社会から十分な注意も支持も受けられず、報道もされず、世界の片隅で人目につかず苦吟しているという事実です。私たち日本人だって日常の生活で開発途上国の貧困女性たちの運命を気遣うことはあまりないでしょう。

世界で今、1日¥150以下で生活を余儀なくされている人びとは83600万人もいます。貧困の為小学校に通わせてもらえない子どもは5670万人にもなります。そしてその殆どが女性です。貧困が原因で起こる諸問題は女性や女児を先ず直撃します。これは悲しい事実です。そして、被害者である女性たちはやがて出産し母親になります。そのような母親たちにまともな子育てや教育が期待できるのでしょうか?世界が、依然として怒りに身をやつす人、金もうけがすべてだと思い込んでいる人、自分だけが正しく他人は全て駄目だと決めつける人、暴力が唯一の解決法だと思い込んでいるような人々で満ち溢れているのはその辺に理由があるのではないでしょうか?世の中のすべての女性がまっとうな教育を受け、すべての女性が開発の主流に参加できるようにしなければ世界には平和は訪れないでしょう。そういう意味で私はマララさんの「女性の為の教育」と活動に心からの声援を送ります。

私たちNPO2050もネパールを舞台に女性の地位向上のための活動を展開しています。ネパールのダン地方の貧困女性の為に、1)女性指導者の養成、2)貧困の為に公立の小学校にも通わせてもらえない子どもたちの為の学校教育、3)母親たちが開発事業に参加するための技術教育、4)健康に生活できるように完全無農薬の有機農法の普及などをしています。また、少し離れたパルパ地方でもOKバジの指導によって女性指導者の養成を行っています・

私たちのこうした試みは現在実を結びつつありますので、やがて私たちのプロジェクトがネパールで成功のモデルとなり、普及することを夢見ています。

そういう意味で、会員の皆様のご支援と積極的な女性自立の為の活動への参加を歓迎いたします。どうぞ、一口¥10,000でネパールの女性自立をご支援ください。皆様からの支援金はOKバジが責任をもって無駄なく管理し、現地の母親たちの自立と女性の就学を推進しています。

ご支援くださる方々は下記の口座をご利用ください。

三菱東京UFJ銀行 広尾支店

口座№: 普通0903814 口座名:ニセンゴジュウ

又は、

郵便振替 口座番号:00190-4-669714 

口座名:2050(ニセンゴジュウ)

2015年6月28日日曜日

国際土壌年


 今年は国連が決めた国際土壌年である。だが私たちは土壌に余り関心を払わない。環境問題を取り上げる人でも、「土壌」を取り上げて問題にする人は少ないような気がする。人間を始め、この世の動物は全て土壌の恩恵に浴している。何故ならば、すべて土壌とそのなかに生息する微生物によって食物を得、生命を維持しているからだ。 
 どうだろう、人間はその大切な土壌を粗末にし、破壊し、「いのち」の質を低下させているのではなかろうか?少しでも多く収穫したい、利益を上げたいと言うので、農薬と化学薬品を大量に畑や田んぼに鋤きこみ土壌の質の低下を招いている。世界中で森林を伐採し、大気温暖化を誘発し、砂漠化という現象を起こしている。そして今や人類は異常気象と言う事態に直面しているのだ。そして、地球上の全生命はその安全を脅かされているのだ。
 ここで我々がしなければならないのは「植林・緑化」である。それも、自然を回復するためのもので、後に伐採して収入を上げようというものであってはならない。農業分野では近代の農薬、化学肥料に頼る農法とは決別しなければならない。私たちがやらなければならないのは「有機農法」で、土壌を豊かにし、生産者と消費者の健康を、そして、命を守るということであろう。
 2050では中国シルクロードにおける緑化活動で、自然を回復し、地球温暖化を防止し、農民たちのいのちを育んでくれる「GP農法」を導入する。更に、ネパールを始めアジア各国でこの有機農法を導入し、生産者も消費者もすべて健康になり、命を育んでくれる農産物を生産し、食することを推進する計画だ。
 乞うご期待。成果を見守って頂きたい。

2015年6月6日土曜日

シルクロード緑化プロジェクト

最近よく尋ねられる質問は、「どうして2050は中国の緑化活動を支援するのか?今や世界第2の経済大国となった中国は自分でやれば良いだろう」というものです。これは、現在の中国政府の対日政策とか日本政府の中国対策が、そういう質問をする人の考え方や発言に影響を与えているような気がします。
 2050は、「地球規模問題解決」を目標に設立されました。数ある「地球規模問題解決」の中から、1)大気温暖化防止、2)貧困削減、3)途上国女性の地位向上を取り上げて、関心を持つ者同士で問題解決を図ろうというもので、一国の政策に呼応するものではありませんし、政府が実施するプロジェクトを支援するものではありません。私たちが問題視するのは世界人類の将来、問題解決のための行動、人間の安全保障というものです。ですから、中国の黄土高原で2050が行っているプロジェクトは、世界の人々のため、日中両国の国民双方が、人類の将来を守るための努力をしているというものです。
 2050の会員や、我々の活動に関心のある方々には、是非この点を理解して頂いて、人類の将来の為、世界の為に一肌脱いで頂きたいと熱望致します。
 


2015年4月13日月曜日

春になったが
311日の東日本大震災の4周年を迎え、私たちは福島原発罹災者たちの苦難に思いを馳せ、亡くなられた方々の冥福を祈らせて頂いた。その後、春のお彼岸で「熱いも寒いも彼岸まで」といよいよ桜が満開となり、陽気が良くなるかと思いきや冬に逆戻りという気象の不順さを体験させられている。そういう気象条件や気温の急激な変化で体調を崩すのは高齢者のみに限ったことではない。一方、国際社会では各国に大気温暖化対策を発表してもらい、温室効果ガスの削減目標を示すよう努力中である。かって我が国は世界の環境問題対策では世界に誇れるものであったが、現在ではすこぶる歯切れが悪い。国内経済の振興に目を奪われ、世界の人々の幸福や安心、地球規模の利益などは忘れさられているように見える。
日本の将来は世界の将来の在り方にかかっている。日本がこれからやらなければならないのは、地球の将来の為に、異常気象、海面上昇や干ばつの対策、人々の食糧の確保、原発事故の未然の防止などである。日本にはこういうものに対する技術が有る。無いのは世界の為、地球の為に、リードを取って実施するという政治的決断である。
日本は過去4年間源発を稼働せずともその経済を維持できるということを実証してきた。現在の福島における東電のもたつきを見れば原発は敢然として廃止し、地熱、太陽光・熱による発電、その他の再生可能エネルギーに切り替えるべきではなかろうか?ドイツはそれをやろうとしている。ドイツが出来ることは日本でも出来る。地熱発電には時間とお金がかかるなどと言って実施を先延ばしにすることは、関係者たちが目先の金儲けのことしか見ていないしるしで、悲しいことである。
日本政府が一刻も早く、思い切った温暖化ガス削減目標を発表し、温暖化対策のリーダーになることを切に祈るものである。


2015年4月4日土曜日

天皇・皇后両陛下慰霊の旅

 49日には天皇・皇后両陛下におかれては、パラオ ペリリュー島に赴かれ、第二次大戦で命を落とされた日米の戦没者の為に哀悼の辞を捧げられる。これは両陛下の常にお持ちの心持ちの現れである。更に、両陛下は東日本大震災の被災者や犠牲者に対して常に哀悼のお言葉を賜り、両陛下が、戦争や大震災・天変地異の被害者の方々においたわりの心を絶えずお持ちであり、戦争の痛ましさ、悲惨さを繰り返すことなく、平和が何物にもまして重要かとお考えの表れである。

このお気持ちは国民全部で共有されるべきではなかろうか?

 これに引き換え、一般の国民はこのような悲惨な経験を強いることになる戦争や大災害に関して何を考え、どのような対策を取ろうとしているのだろうか?正直言って何も考えず、自分たちの生活だけに意識を集中している人が殆どではなかろうか?「そんなこと言ったって、この俺に何が出来るんだ!」と反論する人が多数だろう。そして、自分や子・孫の将来を決めることは政治家や官僚に任せておけばよいと責任逃れだ。一方、首相や一部の政治家は、今までのブレーキのかかった政治体制を「改善」し、出来れば憲法を改革し、様々な悲哀が生ずる原因を作りだすことを厭わない。更に、経済活性化の為には原発は再開し、輸出して日本の再生を図ろうと勇ましい。

 世間に様々な意見を偏らずに伝え、国民に考える種を与え、正しい行動を起こさせる役目を持っているはずの「メディア」は何をしているのだろう?彼らが専心しているのは「揚げ足取り」か、問題の本質から目をそらさせるような論評である。実に悲しい。

 どうだろう皆さん、天皇・皇后両陛下のお考えを真摯に受け止め、両陛下のお心をわが心として、ほんとうに我々は憲法改正を試みるのか、若い人たちが戦場で彼らの命を散らすような状態を作り出すのか、そして、広島、長崎、福島で経験した悲劇や悲しみを繰り返す可能性を、日本のみならず世界中で作り出していくのか、よく考える必要があるのではないだろうか?私たちは、悔を千載に残すことの無いように、一人ひとりがこれらの問題に立ち向かうべきだろう。

 

2015年3月29日日曜日

ミシェル・オバマ米大統領夫人来訪




 去る317日にミシェル・オバマ米国大統領夫人が来訪した。「女の子に教育を!」と言う旗を掲げ、この国では安倍首相夫人と共に、女性の地位向上を通じて世界を平和なものにしようという運動を展開なさっている。短い滞在であったが、相当なインパクトを与える訪日であったようだ。

 まことに、世界を平和なものにしよう、人々を幸せにしようと思ったら、女性がその気にならなければならない。今の世界が血なまぐさく、人々が自説を通すためにすぐ武器に手を伸ばすのは、すべて今迄地球規模問題の解決を男性に任せっぱなしにしてきたからである。今や、我々に与えられた使命は先ず「女性に教育を」と言うことで、特に高校・大学に進学させ、リーダーを養成する機会を提供することである。次いで、私たちが推進しなければならないのは、教育を受けた女性たちが経済的に自立できるようにはかることであろう。

 今の世の中では現金収入がないと人並みの生活はおぼつかない。だから人々は「お金、お金」と必死になる。それが、世の乱れの一大原因だ。少なくとも、世界中の人が生きていけるだけ十分な収入を得られるように計るのが、世界の政治指導者たちに課せられた使命であるのだが・・・・

でも、先ずやらなければならないのは、女性に教育をと言うことだ。そして、先進国に住む私たちはその為に手を貸すことだ。途上国の片隅で過酷な条件を強いられている女の子たちに勉強する機会を与えよう。彼女たちに人生の夢を持たせよう。彼女たちが開発の主流に参加できるような機会を与えよう。そして彼女たちが自分の子どもや家族が睦み合えるような、また、思いやりを持った子どもたちを育てることができるような機会や手段を創り出そう。

2050はそのような努力を現在ネパールのダン地方で展開中である。この地方は長いこと女性が貧困と差別の犠牲となってきた。その女性たちに就学の機会を与えるため、全力を挙げている「シスターホーム」に3万ドルのマイクロクレジットの基金を設け、持続性のある、また、自主的な活動を可能にするための支援を始めたところだ。そして、OKバジに依頼してその管理を万全なものにするつもりである。

来月からは新しい会計年度が始まる。どうぞ、心ある方々、女性の地位向上を推進する方々、また、世界平和を希求する方々にお願いしたいのが、このマイクロクレジット基金設立にむけた一口一万円のご支援である。皆様のご支援を心からお願いし、ネパールのダン地方から世界平和を建設する第一歩を踏み出すことである。
 
 

2015年3月4日水曜日

文官統制見直し


 824日の朝日新聞によれば、「防衛省は、文官である背広組(内局)が制服組(自衛官)を監督する根拠となってきた防衛省設置法の条文を見直す方針を固めた」そうである。防衛省は自衛隊の効率化を狙い、意思決定の迅速化を理由にしているとのこと。

 現在のチェック アンド バランスの制度が出来たのは、第二次世界大戦にいたる日本軍の暴走に対する反省があるからだろう。

振り返ってみれば、日清、日露戦争に始まり、満州事変、盧溝橋事変、日支事変、ノモンハン事変、第二次世界大戦へと日本軍の強化が図られ、国威発揚が謳歌された。そして軍人により、また、軍により様々な事件が起こり、日本は軍国主義へとまっしぐらだった。そして、国民はただ軍隊の独走を見守るのみであった。結果は、「国破れて山河あり」であった。

世界中どの国の歴史を見ても、軍隊が主導権を握っている国では暴力が許容され、他国を従属させるために紛争や戦争が絶えない。ある正義感を持ったグループが武力を持ち、自分たちや国の存在に対して危機感を持てば、すぐ自分たちの持っている武力に頼って問題解決を図る。それが現代の世界だ。それは先進国であろうと途上国だろうと、教育を受けていようといまいと、同じである。

日本が過去の歴史を繰り返すことなく、世界平和の為に貢献できる国になりたいのなら、絶対必要なのがチェック アンド バランスのシステムだ。武力を持つ人たちの暴走を許してはならない。さもないと、私たちは悔いを千載に残すことになる。そういう意味で、日本の将来、世界平和に対する「責任」と言う観点からもこの問題を慎重に扱って欲しいものだ。

2015年2月24日火曜日

国際女性の日


 
 間もなく38日です。それは「国際女性の日」です。昨年のその日には、OKバジ活動20周年を記念する式典に参加するために一行14名でネパールに出かけた日でもあります。そして、途中、クアラルンプールで飛行機を乗り換えカトマンヅに向かったのですが、マレーシャ航空の飛行機が行方不明・墜落と言う運命にあった日でもあります。その為飛行機旅行の不安さはぬぐいさることはできませんでしたが、ネパールではOKバジとサイニ・チャウダリー女史のひたむきな貧困削減と女性の地位向上に向けた努力に感銘を受けて帰国しました。

世界の女性の運命をかんがみますと、女性と言うのは宇宙(神)のエネルギーの流れに沿い、生命を産み、育て、平和な世界を築くために生きていると言えますが、同時に、男性たちによって隔てられ、差別され、苦悩の生活を強いられている人たちも非常に多いと言えます。それは、児童婚、身体が完全に発達する前の出産、女性の性器削除、フィスチュラ、欲しても得られないリプロダクティブヘルス、勉強の機会や社会参加などが与えられないこと、社会参加があっても、いわゆる、「ガラスの天井」でリーダーシップが発揮できないことなどに顕著にあらわれています。

途上国の辺境の地に生まれ、妊娠しても一番近い産婦人科の医師にかかるためには、近くの町でバスに乗る必要がありますが、その町まで6日間も歩かなければならない、更に、バスに乗ってからも10数時間かかるとなると、産科の診察を受けるのにも大仕事で、旦那の同意も簡単には得られないということになります。おまけに、健康保険の無い途上国では、途方もない出費を強いられることになります。これは、政治の貧しさ、男性の無知と独善を物語ること以外の何物でもないということです。そしてその男性たちは、貧困のため社会の片隅に押し込められ、自分たちの存在を強調するために暴力に訴えます。世界では、いろいろなグループの人々は暴力と殺人に頼り存在感をしめします。それに反対する人々は「表現の自由」や自己防衛を訴えますが、根本的な問題解決は「手つかず」です。こうして悪循環が始まり、世界平和は吹っ飛んでしまっています。

このような状態を放置しておいては幸福も安寧も得られません。世界に誇る平和憲法を持つ我が国は進んでこのような状態を解消して、気の毒な人たちを救い出すべきではないでしょうか?ODAを賢く使う、虐げられている女性たちが人並みに生活できるようにする、リプロダクティブヘルスを普及させる、人々の生活を安定させる、というような支援は日本の過去における経験と教訓に基づいて比較的簡単に実行できるはずです。出来ないとしたら、それは、政治家や官僚に「やる気」がなく、他人事より自分のことしか考えていないということに他なりません。どうです皆さん、現状を放置しておいてよいのでしょうか?日本政府はこの際世界の将来の為に一肌脱ぐべきではないでしょうか?世界の将来が心配でしたら、皆で日本を国際支援大国として再興させましょう。

2015年1月16日金曜日

地球憲章って知っていますか?

 1月14日に国連大学で、「マンガ地球憲章」と言う冊子が配布され、皆で地球環境問題を解決しようという会議が開催された。主催者は元参議院議員・環境庁長官の広中和歌子さん、元国連人口基金事務局次長・ICU教授の功刀達朗さん、及びコメンテーターがアジア女性交流・研究フォーラム理事長の堀内光子さんと言う顔ぶれであった。会議参加者は元国連職員、現在活躍中の学者さん達、少数のNGO職員、更に少数の学生さん達であった。
 配布された冊子は、様々な環境問題を、マンガを使って、簡単に、また、要領よく説明している。参加者たちは冊子の内容や技術的な面に関して、それぞれの立場から、専門的なコメントやアイデアを述べ、活発な意見交換が行われた。
 地球憲章そのものは2000年にユネスコで採択され、当時の世界政治指導者たちの支持で世界に広まったものである。マンガ地球憲章では世界の人口爆発に始まり、食糧と水の問題、地球温暖化、異常気象や、武力闘争、差別等様々な問題が分かりやすく解説され、解決法が提起されている。
 地球はいま未曽有の環境危機を迎えている。そこで現世代に求められるのは様々な問題を一つひとつ解決するという決意と行動であることは言うを待たない。現在の環境問題は全て第二次世界大戦後70年間に人類が創り出し,産みだしたものである。従って、我々はこの掛け替えのない地球をきれいにし、次世代に引き継ぐ責任を持っている。ただ、問題は環境破壊の責任者たち、つまり、一般の市民はそうした責任を自覚することなく、考えることと環境保全活動は政府に任せ、自分たちは安楽な生活を維持することに汲々としている。従って、今必要なのは全国民と政治指導者たちを啓発し、地球を救う為の手段を次々と打ち出すことである。その為、このマンガ地球憲章の会議に参加した人たちは、地球憲章の求める活動や解決策を日本国民に、周りの人たちに、家族の人達に説明し、国民運動を起こす責任を負っている。そういう意味で、NPO2050はマンガ地球憲章を活用して啓発・広報運動を強化し、実践中の中国の黄土高原における植林活動を更に推進するものである。特に、若い人たちにはこのシルクロード緑化活動にボランティアとして参加してもらい、大気温暖化防止、貧困削減、女性のエンパワーメントがどういうものかを実際に体験してもらいたい。
 国民に対する働きかけ、啓発と言う意味では、NPO2050はこれからマンガ地球憲章の内容を、フェイスブックなどを通じて、広く世に訴えるつもりである。従って、皆様のご理解とご支援をお願いする次第である。

2015年1月7日水曜日

久司道夫氏の訃報に接して


昨年、年も押し迫った1228日に久司先生の訃報が飛び込んできた。先ず、思いがけないメールであったので、ショックを感じて,一種の虚脱感にとりつかれた。しばらくして、先生は膵臓に転移したがんで亡くなったとの情報が届き、「ああそうか」と気持ちの整理がついた。先生は88歳で、家族にみとられての大往生であったそうである。

先生が逝ったということは、私にとっては、そこに大きな空虚が出来てしまったということだ。先生の永年のご指導によって命や健康を守る指導者たちは沢山養成された。世界中どこに行っても、活躍している久司さんのお弟子さんたちにお目にかかることが出来る。でも、哲学者として、スピリチュアル・リーダーとしての久司先生の後を誰が継いで行くのかと言うと、ちょっと首を傾げざるを得ない。同時に、彼が持って生まれた精神性の高さを継承してくれる人も簡単には見つからない。これは後に残された私たちが、心を同じにする人たちが集まって世界平和(One Peaceful World)を築くしかないだろうと思う次第である。先生が私たちに残していった宿題である。アレックス:ジャックや橋本宙八などと連携して真に平和な世界を築くために及ばずながら努力していくつもりである。

久司先生は、世界の平和は各個人が調和のとれた身体と精神を維持し、お互いの足りぬところを補い合って築くものだということを実証された。彼は、決して他人様(ひとさま)を決めつけることなく、裁くことなく、思いやりを持って生活された。私は彼が他人の考えや行動を批判するのを聞いたことがなかったし、また、公に批判されても、にこにこと、そして泰然として、自分の信ずる道を粛々と歩まれるのが常であった。彼はマクロビオティックの究極の目的は世界中の人達がにこにこと健康に暮らし、お互いに助け合って何の心配もない生活を送ることだということを示してくれた。

人間は本質的には自己中心であり、欲望の自制が難しい存在である、そして、久司先生は「人は普段食べている食物のお化け」であると実証された。性格も、DNAも、健康も毎日の食事で形成されるものだとも示された。人が毎日何を食べ、何を考え、何をするかというのは、現代において個人に許された数少ない選択肢であるので、これらを巧みに選択することによって健康と世界平和を入手することも教えて下さった。

 後に残された私たちは、及ばずながら、久司先生の哲学と教えを奉戴し、志を同じくするもの同志で協力して、人々の健康、そして究極的には世界の平和を実現するために今迄以上に努力をする必要があろう。先生は天国から我われが右往左往するのをにこにこと眺めていられるだろう。そして、私たちの祈りを通じて、私たちを導いて下さるだろう。

久司先生の薫陶を受けられた皆様と共に、及ばずながら、One Peaceful World

実現の為に余生を捧げることを先生の霊前に誓うものである。