2012年10月15日月曜日

いのち 10

 以前にも書き述べたことだが、いのちを全うするのには毎日何を頂くかと決めることが、最も簡単ではあるが、最も重要な決断である。即ち、私たちは食物の持っている「生命」を頂き、それによって自分のいのちを育んでいるからだ。そのため、私たちは自分が食べる食品のうちで、何に生命が宿り、何に生命がないかということを理解しなければならない。


 どうだろう、工場で製造され、添加物だらけの加工食品にいのちはあるのだろうか?屠殺場で殺され、分解され、販売される動物の肉類に生命はまだ宿っているのだろうか?大量生産される鶏卵にいのちはあるのだろうか?農薬と化学肥料に依存した畑で作られる野菜や穀物にいのちはあるのだろうか?外国から輸入された食品や果物にいのちはあるのだろうか?

 それぞれの食品について、いろいろな人がいろいろな意見を述べている。それが科学的な所見やテストに基づいているかどうかと、頭から考えを拒絶する人も多い。半面、長年の経験と英知に基づいて、自分の信ずる食生活を守る人も多い。いずれにせよ、私たち庶民としては、この情報の飛び交う社会においては、すこし勉強して、自分のいのちを守り、育くんでくれる食品を選ぶしか途はない。そして、それは個人的な責任においてやるしかない。

 総合的・常識的に考えると、先ず、健康の為には、有機農法で生産された穀物や野菜などの食料を選ぶことではなかろうか?それから、出来得る限り、私たちは日本国内で生産された有機農法の食品を優先させることであろう。これを「身土不二」と言って、日本では昔から推奨されている農法・食べ方である。見た目に綺麗で、口に入れれば美味というだけでいのちのない、または、生命力の弱い食品は敬遠した方が良さそうだ。遺伝子操作をしたもの、人工飼料で飼われた動物や魚介類も遠慮した方がよいだろう。また、避けた方が良いものには人工飲料、白砂糖を沢山使った菓子類、乳製品、アルコールの過剰摂取、たばこやドラッグなどがある。

 現代人は押し並べて忙しい、時間がないという理由で、食事を手抜きのもの、つまり、ファーストフッドですます傾向がある。押し並べて、健康に良い食事は作るのには比較的時間がかかる。このような事情におされて、現代では食事がどうしても簡単で、高たんぱく、高カロリーになってしまう傾向がある。それが長い間には私たちを肥大化し、体内に脂肪を貯め込んで健康を少しづつ損なわしめている。もう一つ気づくことは、同様な理由で、未精白の穀物は固い、まずいと頭からきめて、その様なものを食べる位なら死んだ方が良いなどとほざく輩も相当いる。こういう人たちは「太く、短い」一生を終えることが多い。でも、覚えておいてほしいのは、健康に良い食事は「不味く、固い」必要はなく、いくらでも美味しく料理できるということだ。

 どうだろう、口に入れて「ああ美味い」と感じ、固からず、健康を促進してくれ、おまけに「医者いらず」の身体にしてくれ、何歳になっても他人様のため、世間の為に駆け回れる身体をつくる食事があったら、そういう食事を取り入れることを考えるべきではなかろうか?おまけに、この食事法は食費全体が非常に安くなるのだ。自分の老後の為、子どもたちの将来の為にご一考を促したい。

 この健康法・食事法は「マクロビオティック」という。少しでも多くの人がマクロビオティック健康法・食事法を取り入れ、健康になり、生活習慣病に無縁で、日本の医療費の出費が減少することを願っている。

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