2014年5月17日土曜日

幸せを感ずる


 幸せってどんな状態のことを指すのだろう?それは人間一人ひとりで考え方や受取り方が違うので一概には言えないのかと思う。そして、それは誰が決めるのだろう?自分でそう決めるのか、それとも他人がそう言ってくれるのか?その反対は、「自分は不幸だ、幸せではない」と思うのはどういう時だろう?色々の要素が重なり、先ず、「だれも私のことを大切にしてくれない」とか、「どうして私は何をしてもうまくやれないのだろう?」などと自分を責めることや、「私は生まれつき不幸だ!」と決めてかかることからはじまるのではなかろうか?

 客観的に言って、幸せであるための第一の条件とは、先ず、健康であることだろう。病気ではなく、立ち居振る舞いに何不自由を感じない場合は幸せであると言えるだろう。そうなると、自分の生活習慣(ライフスタイル)・食事が、幸せを感ずる上での大きな課題となろう。脂肪や添加物を体内にため込まず、血液はさらさらで、偏食をせず、アルコールや嗜好品に溺れることなく、バランスの良い食事で体力を維持し、肉体的に活発であることが大切だ。そういう意味でスポーツの重要さも言うまでもないだろう。

自分が幸せか不幸かと決める上で、大きな要素を占めるのは、自分のおかれた生活環境が安泰であるかどうかということだ。生命・財産が脅かされることがあってはならないのだ。だれにも脅かされることも、だまされることがないということが大前提となる。今みたいに、福島原発事故の報告が曖昧であったり、行政が口先だけであったり、さらに、異常気象、紛争、犯罪などに遭遇しないで生命をおびやかされないということが前提条件となる。極東4か国(日本、中国、北朝鮮、韓国)の発する最近の声明やつくり出す雰囲気は少しもそういう意味で建設的なものではない。高圧的に物言うことや自分だけが良くて相手が悪いと一方的に決めつけるのではなく、共存共栄に基づく声明を発してもらいたいものだ。さもないと、現在この世のあり方は人に幸せを感じさせるものではないと言えるのかもしれない。庶民にとって、もう一つ大切なのは、自分や子どもたちの将来に対する心配がないということだ。

次に来るのが、本人のもって生まれた性格とか考え方である。落ち込んでいない、前向きだ。生きるのが楽しい。または、「生きるのがつらい」とか「私は何をやってもうまく行かない」などと結論づけることが、幸か不幸を決めるのだ。思い込みや仕事上のストレスなどはその大きな要素であろう。もって生まれた性格や、親のしつけなどが本人の考え方に大きな影響を与え、間違った結論を導くことが往々にしてある。更に、「何をやってもうまく行かない」という結論は、前世から引き継いだ「業」と言おうか、自分本位の生き方をしている人に当てはまるもので、本人が何かしらの理由で自分の至らなさに気付いたり、世の中には自分のものとは全く違う解釈もあると気づいたりすれば氷解する。そうすると、生き方が変わる。前向きの生き方になる。謙虚になる。もう一つ重要なことは、本人がどのような生き方や考え方をし勝ちであるかということ。凡人はとかくすると世の中はかくあるべきだとか、あの人は怪しからんとか決めつける。そして、自分自身の思い通りに行かないといらだったり、嘆いたりで、世界を小さくしてしまうものだ。反対に、「世の中なんて自分の思い通りにはいかないのさ、他人は皆違う考えをもって自分勝手に生きているのさ」と割りきっていれば生きることがストレスにはならない。

生きていくうえで、いじめや差別を受けることもなく、皆から好かれていると自覚できれば、その人はそれだけで幸せであろう。でも、他人から好かれる為には、ご本人の相当な日常の努力が必要である。普段から人一倍努力して人脈を築き、「あの人は頼りになる人だ」と印象づけることが必要だ。周りの人たちに気遣いをし、思いやりをかけ、仕事の上でも頼れる人にならなければなるまい。言葉遣いから、他人に接する態度も常に注意をしている必要がある。そうしてこそ、皆から好かれ、幸せな人になれるのだ。

幸せの一条件として、経済問題がある。特に金持ちでなくても、人は幸せになれる。その日、その日の生活が特に不自由でなく、精神的に満ち足りたものであれば、その人はにこにこと生活できる。人として最低の生活が出来れば、それ以上のお金は必要ないのだ。

以上、色々な条件を列挙したが、中でも一番大切なものは、自分の人生で達成したい目標はこれだとはっきり自覚するもの持つことだろう。そのようなものがあれば、その人はその目標に向かって活き活きと生活できるのだ。

 どのような生活をしていようと、毎日を、瞬間を一生懸命に生き、世の中には「完全な人などいない。人は皆違うんだ」と達観し、自分と違う意見をあたまから排除したり、駄目だと決めつけたりしなければ、心は案外と平静を保ってくれると気づく。自分に激しい言葉をぶつける人や意地悪をする人に遭遇しても、「あゝこの人は自分のフラストレーションを私にぶつけているのだな」と思えば恕してあげられる。世の中をあるがままに受け入れ、更に、一歩進んで、「私は生かされているのだ、感謝しなければ」という心持ちになれば、その人は幸せを感ずるだろう。

 このように考えてくると、必要なことは、「すべてほどほどに」という心がけを持たなければならぬと気づくだろう。「俺が、俺が」と我を張り、自己主張を貫こうとすると、そこには必然的に緊張感が生じ、摩擦が起こる。理屈をこねて、相手を折伏しようとすると、そこには不幸が待ちかまえていると知るべきだ。相手の意見をよく聞き、自分の意見や立場を説明すれば、解決策は現れる。その際あなたが自分の言葉使いに気を付け、建設的・好意的であれば相手はあなたを尊敬するであろう。あなたが導き出した結論や結果が優れていれば、あなたは必然的に責任のある地位に付くであろう。大局的に、かつ、周りの人たちの貢献も認められるように計ればあなたは立派なリーダーとなる。あなたも、周りの人も、皆が幸せを感ずるようになる。

幸せとは、畢竟、自分が毎日の積み上げでつくり出す人生をいかに謙虚に、感謝して過ごすということに他ならない。

2014年5月5日月曜日

20年たった

 5月1日付けの世界人口ブレティン148号に記載してあるように、今年は世界人口問題にとって、わが2050にとっても、20年の節目を迎える大切な年である。
 2050は過去20年間、皆様の支持と励ましによってそれなりの成果をあげてくることができた。でも、諸般の情勢に押されて、その運営は徐々に難しさを加えてきている。今年が山で、ここで起死回生の手段を講じないと悔いを千載まで残すことになるであろうと感じている。
 世界の人口問題も、カイロで開催された国際人口開発会議から20年。国連人口開発委員会が4月7日から11日まで開催され、カイロで採択された行動計画がどの程度成功裏に実施されたかが評価された。詳しくは人口ブレティン148号をご覧いただくとして、一口で言えば、国際社会の努力は“まずまず”というところで、初等教育の普及と貧困削減では成果を上げ、他の分野、つまり、妊産婦死亡率や出生率の低下などでもある程度の成功を収めていると言う評価であった。ただ問題は、ジェンダー平等、若者対策、高齢者対策、リプロダクティブヘルスの普及などではまだまだ努力が必要であると指摘をされていることである。
 これらの問題解決に向けて、国際社会にはなお一層の努力が求められているが、依然としてリプロダクティブヘルスや女性に対する偏見に固執する発言があることを鑑みると、残された課題は大きいとしか言いようがないであろう。これを、2013年の世界人口白書で数字を少し検証してみると次のようになる:
                            平均寿命   妊産婦死亡率   避妊実行率    家族計画の
        男  女  (出生10万対)  近代的方法 (%)  未充足ニーズ%

日本      80  87      5       44        0 
世界      68  72     210       57        12
サハラ以南の
アフリカ    55  57     500       21        25

 このような数字を見ると、いかに日本人は恵まれているか、反面、多くの人たちが、特に女性が、社会の片隅に置き去られているかがはっきりする。私たちが少しその気になって支援すれば、彼女たちの運命は好転するのだ。人並みの生活が送れるようになるのだ。

 国連人口開発委員会において阿部俊子衆議院議員は日本政府を代表して、世界一高い健康寿命の国を実現した経験を他の国と共有する用意があると発言した。ぜひ日本政府が今後積極的に女性の地位向上やリプロダクティブヘルスの普及のために努力をしてほしいし、私たちも政府の国際社会におけるこうした活動を見守っていかなければならない。心から願うのは、日本政府が世界の貧しい人たちのために、女性の命が大切にされるような世界を実現するために、国際社会で指導性を発揮し、ODAを増額して、日本の経験や教訓を途上国と共有して、真に平和な世界を築いて頂くことである。

2014年3月24日月曜日

ネパールから帰国しました






 3月18日、10日間の日程を終えて、早朝無事にネパールより帰りました。この10日間に参加者一同様々な経験を積み、多くのことを学びました。私は年長者ということで皆さんにすっかりお世話になり、荷物も持ってもらって楽な旅をさせていただきました。でも、2年間海外旅行をひかえていた関係で、体力が今一つという感じで、正直に言えば少々疲れました。帰国しての翌日にはマッサージを受けて体をほぐしてもらい、すっかり生き返ったような気がしています。
 詳細は後日NPO2050ホームページに掲載しますので、今回は研修旅行の概要をご報告致します。 私たちはカトマンヅ到着後すぐに国連開発計画を訪問し、野田章子代表の歓迎と説明を受け、国連の女性の地位向上のためのプロジェクトとマイクロファイナンスのプロジェクトの視察を行いました。さすがに国連のプロジェクトだけあって、すべてうまく組織され、運営されていました。私たちの視点からすると、なるたけ関係者たちに自助努力で問題を解決する「OKバジ」アプローチを導入して、一刻も早く地域の女性たちが立ち上がることを祈ってやみません。それから、インドと国境を接するダン地方に飛び、私たちが支援しているSister home(サイニ・チャウダリーさん)の運営する貧困子女を支援する奨学金制度の説明を受けました。現在9名の高校生・大学生が将来を夢見て勉強中でした。更に、学校に行きたくても行けない子どもたちのための小学校・貧困女性たちに技術を習得させるラーニングセンターを訪ねました。この地方は、ズバリ言って、「農奴」が非常に多い場所。貧困撲滅と女性の地位向上が何としても必要な地域です。ここで活動を主催しているサイニ・チャウダリーさんは、私が期待する以上の活動を行っており、それぞれ進歩がみられ、将来に希望をつなぐことができました。サイニさんのご主人は有機農業を推進中で、特にお願いしてGP農法を実験してもらっています。ご主人の話では、GPの液肥を撒いた畑では作物の成長が素晴らしいとのこと、私が見ても、そこは青々と野菜が育っていました。私はGPセラミックをさらに一対おいてきて、GP農法が推進されることをおねがいしてきました。 会員参加型研修旅行の素晴らしい成果と言えるであろうサプライズもありました。参加者たっての要望で、サイニさんが活躍を広げることができるようにと、Sister homeのための新たな基金が設立されたのです。設立基金は皆の貴重な旅先でのポケットマネー。金額は少ないのですが、現地でのマイクロファイナンス用基金の原資となるに足るほどの金額となりました。今後NPO2050で詳細を決定し皆様に改めて基金へのご協力を仰ぐことができると思います。 その後は、車で6時間ほどかかるOKバジの活動地域(山また山の断崖絶壁に囲まれた地域)に入り、パルパ地方のタンセンという町で、彼の実施している奨学金制度について学び、奨学生3名と会うことができました。日本出発に先立って吉田先生からお預したOKバジの活動支援のための資金は無事にOKバジにタンセンで渡すことができました。OKバジは多額の支援を毎年のように頂いて大変に感激しておりました。奨学生には3名に会うことができました。それぞれ大学で語学や社会学の勉強を楽しんでおり、将来は教師になることを夢見ていました。3人とも勉強ができる機会を頂いたことを深く感謝しております。 その後、タンセンから20周年記念式典の開かれるランプールまで、また断崖絶壁に肝を冷やしながら3時間ほど車で移動。式典は現地の人たち数千人(日本からの参列者は約100人強)が参列して、立派なものでした。いかに彼が尊敬され、好かれているかが一目瞭然でした。OKバジに対する感謝状と花輪の贈呈が延々と続き、NPO2050の参加者は、式典終了の少し前に「足元の明るいうちに」とタンセンに戻り、「よくまあご無事で」と安どの胸を撫で下ろすことができました。でも考えてみれば、OKバジはこういう道を人々救済するために20年間行き来して、その間に死にそうな目にも遭っているわけで、彼の現地の人たちに対する無条件の思いやり、無私の支援、現地農民たちの自立を促す活動には全く頭が下がりますし、言う言葉が見つかりません。現地の人たちが「OKバジは神様だよ」というのがうなずかれます。 タンセンで一泊してから車でポカラという風光明媚な街に移動。そこからカトマンヅに飛びました。ネパール訪問最後の日はカトマンヅでのんびりと買い物でもと考えていたのですが、生憎、水祭り(道行く人に色絵の具の水をかける風習)に出くわい、でかけると大変なことになるとて、全員国連開発計画代表の野田章子さんの家に招かれ、昼食をともにしました。ここでは皆さんは寛いで、いろいろな経験やアイデアを分かち合い、絵の具をかけられることもなく、満足そうな顔をすることができました。この水祭りは午後4時ごろには終了しましたので、その後、私たちはそれぞれお土産を買ったり、街をぶらついて絵具の消費量の多いのに驚いたりで、ネパール最後の晩を大変ユニークな経験で締めくくりました。 NPO2050の参加者の皆様も後発途上国の実情に曝され、様々なユニークな経験を積まされ、いろいろと勉強ができました。同時に、日本が如何に素晴らしい国であるか、そして豊かな国であるかをも実感できたと存じます。これからは、あまり文句など言わず、感謝して生きて行くことを思い知らされました。以上、今回の旅行は先ず、OKバジに偉大さを実感し、様々なことを学ばされ、有意義な旅行であったかなと考えております。そういう意味でも、OKバジに深く感謝をしたいと存じます。
 6月にはOKバジが帰国して17日には報告会を開きます。18時から20時を予定しております。会場はまだ抑えてありません。詳しいことは後ほどホームページに発表いたします。

2014年3月6日木曜日

3月8日は国際女性の日


 3月8日は国際女性の日です。地球人口の半分を占める女性、命を産み、育んでくれる女性の安寧、健康、基本的人権などに思いを馳せ、彼女たちがもって生まれた才能を十二分に発揮して世界の平和、人類の健康、思いやりなどが世界の隅々まで行き届くよう、彼女たちが社会開発の主流に参加できるように図るよう、決意し、行動を起こす日です。

 地球人口の半分を占める女性のうち、まともに学校に行け、ちゃんとした判断ができ、自分の子どもたちに人として生きていく上での心得を教えることのできる人たちは少数派なのです。70億を超える世界人口の50%は1日の所得が2ドル以下で、「相対貧困」と呼ばれています。また、12億人は1日の所得が1.25ドル以下で、「絶対貧困」と呼ばれています。「絶対貧困」となると人並みの生活をしたくてもできません。そして、悲劇はその70%が女性だ ということです。

貧困と不健康も相関関係を持っています。安全な飲み水が手にはいらない人たちは11億人。そのため、赤痢とコレラで毎年300万人が死亡。富裕国の乳幼児死亡率は8/1000ですが、50の途上国では 97/1000となっています。貧困層の人たちは病気に関する知識がなく、そのために身を守ることも出来ません。このような人たちの大多数は女性なのです。

貧困者は飢餓に苦しんでいます。FAOによれば、世界人口のうち、8億5200万人(2002年度)は常に飢餓状態にあり、そのために心身の発達が遅れています。  インドとバングラデシュの5歳未満児の半数は低体重で栄養不良。エチオピアでは47%、ナイジェリアでは31%。彼らは概して農村部辺境地帯に住んでいるのです。

そのため、先ず、こうした女性を救済することが大切です。そして、女性が積極的に開発の主流に乗り出せるよう手を貸さなければなりません。

人が人として生きていくために必要なものは何にもまして「母の愛」、それから、教育。 ですから、先ず、教育を普及させましよう。男女の差別なく。 初等教育、それから中等教育、高等教育という風に。 人にとって、考えること、読み書きできること、自分の考えを口にだせること、人生で何を選択するかなどは基本的人権です。お金がないために学校に行けない子どもは世界で1億人以上。大半が女の子。つまり、彼女たちは「基本的人権」を奪われたままなのです。教育がないとマトモな生活は不可能です。他人に、社会に依存して一生を送ることとなります。こんな不幸はありません。 途上国農村の貧困家庭に生まれた女の子の一生を想像できますか?それは、それは悲惨なものです。

日本では、遅まきながら、安倍首相が「女性の社会進出を促進するために」政府内に連絡会議を設置し、女性の幹部を30%にするのだとうごきだしました。でもこれは、女性たちの自覚と行動力を必要とします。

教育さえあれば、社会参加が出来るようになります。立派な収入を得ることができます。子どもを健康に育て、ちゃんと躾けることができるのです。子どもたちに 愛することを教え、様々な社会貢献が出来るのです。私たちはネパールのダン地方やパルパ地方で貧困子女のために奨学金制度を設けています。私たちの経験から、女性に対する支援は立派に成果を上げるということを確信しています。これらネパールの奨学生は政府、NGOの職員となったり、教師になったりで、立派に社会貢献をしています。

マララ・ユスフザイさんは2012年10月にパキスタン北部で、「女の子のくせに学校に行っている」ということで、タリバンから銃撃を受け、重傷を負いましたが、九死に一生を得て、今や、「教育が世界平和にとって一番重要だ」と立ち上がりました。覚えていますか、マララさんを?2013年の7月12日には国連本部で「ペンは剣より強し。世界のすべての子どもが教育を受けられるように」と演説し、世界の指導者に「世界中の子どもたちが無料で義務教育を受けられるように」と求め、「教育こそが貧困と無知をなくし、世界平和の唯一の解決策だ」と訴えました。

 女性の地位向上・ジェンダー平等に先ず必要なのは教育です。女性が社会に進出し、若い人たちが世界平和建設のために立ち上がるのに必要なのは教育です。マララさんの檄を受けて、私たちが行動する必要があります。経済大国日本は対外援助(ODA)を増額して教育の普及を計りましょう。もしあなたが世界平和を願うなら、その気持ちを政治家に届けましょう。ジェンダー平等を実現したいのなら、声をあげましょう。そして、皆で、戦争のない、平和な社会建設に励みましょう。

世の中の人々が自分の生き方、考え方を押し付け、相手を排除する代りに、お互いに助け合い、お互いに生かされて、毎日を平安に送れることを感謝すれば世界に平和は実現できるのです。現代に必要なのは謙虚な心とすべてに感謝し、世の中のすべてのものが「ひとつ」だと理解することではないでしょうか。所詮、私たちが問題にしている「差」は私たち自身の自己中心的な考えと自分たちの権益を擁護しようとする心の産物なのだから、感謝と謙虚さが世を救うと言っても過言ではないでしょう。

 私たちは3月8日に出発し、一向14人でネパールに向かいます。ネパールで上述のような生き方、支援を実行しているOKバジ(垣見一雅さん)の20周年記念式典に参加するためです。OKバジの高邁な人格に触れ、彼の実践している「自助努力」をいかに支援できるか学んできます。

国際支援とは言うは易く、行うのは難いものです。だがやらなければならないのです、次世代のために、わが子、わが孫たちのために。 さあ、考え方を改めましょう、生活程度を改めましょう、ほどほどに生きて、感謝と謙虚さをもって毎日を送りましょう。

今まで申し上げてきたことは、男性の理解と協力がなくては実現不可能です。

でも、この運動を先駆けるのは、女性でなくてはなりません。女性が先ず、既成概念をぬぐい捨て、新しい価値観を打ち立てなければならないのです。大げさなことは考えなくていい、大きなことはやらなくていい。やれることを、こつこつと続けましょう。途上国の子どもに就学の機会を与えましょう。そのために少し経費を節約して(ビール代、チョコレート代、煙草代など)奨学金をねん出しましょう。

途上国の女性が自立できるように技術移転をしましよう。マイクロクレジットをアレンジしましよう。彼女たちの作ったものが日本で売れるようフェアートレードも考えましよう。そして、日本の女性が先駆けて、全世界の女性が一丸となって平和な世界を築きましょう。

 

2014年2月24日月曜日

大気超温熱化 4


このような存亡の危機に生まれ合わせた私たち。皆で力を合わせてこの掛け替えのない地球を守らなければなりません。これから成人する若人たち、お母さん方、「功なり名を遂げた」シニアたち。皆で危機感をもって大気超温熱化に対処いたしましょう。今、私たちに何にも増して求められるのは、MISSION(使命感), PASSION(情熱)それからCOMPASSION(他の生命に対する思いやり)です。

現代に生を受け、生活を享受している人たちに求められるのは使命感。自分が一生の間に達成すべき使命を持つことです。そして、それは情熱をもって地球温暖化を止め、この地球の将来を守ることです。何も学ぶことも許されず、貧困に苦しみ、学校に行きたくても行けず、生きのびるためだけに必死な人たちや物言えぬ動物たちに思いやりをかけ、手を差し伸べることです。言い換えると、私たち一人ひとりに求められるものは、思いやりを持とう、先見性を持とう、子どもや孫の将来のことを考えよう、国際性を持とうということではないでしょうか?自分は今幸せだと感じることができるなら、世界の片隅で苦吟している人々に手をさし伸ばしましょう。是非これから50年先の世界の在り方を考えてください。そして、次の世代が安心して住める社会のために行動を起こしてください。その行動はなんでも良いのです。あなたにできることを「責任をもって」やることです。他人に言われてやるのではない、自ら手を上げ、皆のために汗をかき、奉仕するのです。日本に住み、ぬくぬくと何の心配もせず、他国の気の毒な人たちに思いやりをかけることの少ないのが私たちです。世界を救うお金なんかないというなかれ。お金はあるのです。金と頭は使いようで決まるのです。今年の2月6日に採択された補正予算を見ればそれは一目瞭然です。

 企業に奉職する人はそれぞれ利潤の最大化のためにこき使われるでしょう。でも、どうすれば限りある地球資源やエネルギーを無駄にせず、企業と社会がウイン・ウインの関係で栄えていけるかということに知恵を絞ってください。

 日本で一番簡単にでき、安全なのは地熱発電です。太陽光・太陽熱発電です。政治家と官僚には原発再稼働や原発輸出を口にする前に、太陽光とか地熱発電を推進して欲しいのです。今何をしても多額の投資が必要です。同じ投資でしたら、将来に禍根を残さないエネルギー開発に投資を振り向けようではないですか? 今の世界は金融危機、就職難、企業の破産等で揺れに揺れています。同時に、人々は財産や健康を守ることに必死になっています。そのため、人々の心は「大気超温熱化」になかなか向きません。でも、これらの問題はいとも簡単に解決できるのです。官僚と政治家がその気になりさえすればできるのです。私たちがいま動けば、環境問題、特に、大気温暖化・異常気象、国際紛争、絶えざる戦争の脅威、食糧不足、エネルギー問題などは解決できるのです。でも、私たちが無関心ですと、問題は無くなりません。厳然として存在し、私たちと私達の後に続く世代の安全と平和を脅かし続けるでしょう。こうした地球規模の問題は、私達の「いのち」に関わる問題なのです。私達の脳裏から消し去るわけにはいきません。私たちがこれらの自分たちでつくり出した問題を処理しなければならないのです。

昨年9月に国連のIPCCは6年ぶりに第5次報告を発表しました。それを受けてCOP19が11月に開催され、今後の取り組みを協議しました。第5次報告では、現在の温暖化の原因は人間の活動によるものだとはっきりと指摘しています。そして、日本政府は2020年のCO2削減目標について、2005年比で3.8%減とすることを発表しました。それは、今までの削減目標より大幅に低く、多くの国々から批判を頂き、信頼と面目を失うことになりました。

上述したように、私たち国民はこれらの問題を「お上」の問題として政治家や官僚に丸投げしておくわけにはいきません。私たちは脱化石、脱原発によるエネルギー確保を目指して、私たちの希望をはっきりと示し、子どもたちの将来を安全なものとしなければなりませんし、私たちはそのためには多少の犠牲も覚悟しなければなりません。自分たちと子どもの将来を100%保障するためです。そして、日本が国際社会で頼りにされ、平和構築のリーダーとなるためです。

さあ、皆さん、よく考えて、周りの人たちと討論してください。最善と思われ

る行動を個人個人で選んで下さるようにお願いします。そして悔いを千載に残さぬよう、一生の終わりになって満足して天国に行けるよう、今日から生活と活動を改めましょう。

              終わり

2014年2月13日木曜日

大気超温熱化 3


 
世界中で文明が起こり、消えていきました。そしてそのどれを見ても文明の衰退は必然的に環境破壊によってもたらされるということが見て取れます。

中国を見てみましよう。昔は緑に覆われ、いくつもの王朝を作り出した黄土高原。今は不毛の砂漠となっています。私たちはかって黄土高原の玉門関にある昔の皇帝の巨大な穀物倉庫跡を訪ねたことがあります。そこには川が流れていたそうですが、今や巨大な土壁が残るのみです。何がこの荒廃をもたらしのでしょう。栄耀栄華の陰にある権力と富に対するむき出しの欲望、人命と自然の軽視と破壊、自然資源の使い果たしなどです。後に残されたのは貧困と迫り来る地球の終焉、つまり、水不足、砂漠化、黄砂、食料不足です。中国の人たちはこの状態を長年にわたって放置してきました。そして、今になってようやく環境修復に取り掛かろうとしています。

私たちはこの遺跡を見て、その雄大さにおどろくとともに、この状態を創り出した人心を座視していていいのだろうかという思いに取りつかれました。日本に影響はないのだろうか?わたしたちの子ども達の将来は安全なのだろうか?中国人は環境を守るために何をするのだろうか?などです。

もし世界が人口100人の村だったらと仮定すると、そのうち2人は日本人で、その2人が5人分の二酸化炭素を排出していると言われています。その100人によって排出されているCO2の32%は火力発電所や製油所から、31%は工場から、20%は車によって、9%は会社や病院や商店からで、5%は家庭、3%は廃棄物処理施設からの排出だそうです。そして、その排出されたCO2によって世界では1秒間に、テニスコート20面分のの森林がきえています。中国では1秒間に、畳48枚分、つまり、78m2の土地が砂漠になっています。それでも、そのようなことには関係ないというような顔で安楽な生活、スピード、(車中心の生活)を求める私たち。求めるのは手抜き、環境よりもお金、石油に頼る経済。代替燃料開発は遅れる一方。みんな自分さえ良ければそれでいいと言う考え方に固執し、目先だけの対応、「変化」に対する抵抗や疑念、解決先延ばし、経済(金儲け)優先が目立ちます。これら全てが大気温暖化を誘発し、悪化させています。

つまり、現在は生産も加工も販売も石油・化石燃料に大変に依存しています。でも、私たちが覚えておかなければならないのは、石油はやがて枯渇してしまうということです。石油が駄目なら石炭にしようというのは無責任です。必要なのは脱化石燃料という試みです。

2006年度現在、世界の発電量は毎時18.5兆キロワットで、この3分の2は化石燃料(40%が石炭、6%が石油、20%が天然ガス)、15%が原子力発電、16%が水力発電、2%余りが他の再生可能資源によるものです。石炭による発電が40%にも達し、電力消費に関しては火力発電によるCO2の排出は70%にも達するので、何としてでも、新たらしい火力発電所の建設は控えなければなりません。

それでは二酸化炭素を出さない原子力発電をという日本の政治家の意見にも同調できません。なぜならば、福島で経験しているように放射能の害があまりにも大きいからです。そして、私たちは有効な廃棄物処理法を持たず、世界中に放射能の恐怖と害をまき散らしているからです。

この世で一番大切なものは何でしょう?一度じっくりと考えてみましよう。お金ですか?金儲けの為の活動ですか?あなたの命、お子さんの命、健康が一番大切ではないでしょうか?もしそうであったら、今まで後生大事にしていた自分の価値観、思い込みを切り替えることが必要ではないのでしょうか?つまり、想念を180度転換するとことです。想念を変えるということは、生活を完全に変えるということ、生活水準を変えるということ。頭の中の運動ではありません。

大気温暖化防止などは政府のやる仕事だなどと簡単に片づけないで下さい。自分たちで創り出したこの大問題を解決しなければ、我々は遠からず自滅です。先ず周りの人たちとこの問題を討論し、出来ることを始めるべきではないのでしょうか?

そのためには先ず自分から変わる、皆で変わる、そして、改めるための行動を起こす必要があります。地方自治体と中央政府を突き動かしましょう。あなた方が黙っていれば、お役人は「事なかれ主義」で何もしません。

私たちが率先してやらなければならないのは、現在、僅か2%しか占めない代替エネルギーによる発電を精力的に増やすことです。太陽光、太陽熱、風力、地熱、海洋潮流循環、水素などの利用を推進することです。日本には技術があります。その気になれば資金は出て来ます。現在ないのは、国民、役人、政治家の「やる気」です。

生産には持続性と環境との共生を模索し、私たちの世代で限りある地球資源を使い尽くすことは許されるべきではありません。これからは化学肥料ではなく,有機農法の時代です。植林を世界中で行い、CO2吸収を促進させなければなりません。

私たちは先ず毎日の生活における4R(断る、減らす、再利用、リサイクル)を旨とし、電気、ガス、水などの節約を勧めましよう。自分の住んでいる場所で、学校、公の建物、家庭に太陽熱・太陽光発電と温水を導入するよう運動を始めましょう。自動車運転を50%以上減らしましょう。炭素税導入を推進しましよう。エコ グッズを買い、白熱灯(普通の電灯)をやめてLEDにしましょう。それから、難しいのですが、食生活を変える必要があります。肉類や魚類(特に養殖のもの)の摂取を大幅に減らして健康になる、工場で作った食品はなるたけ避け、無農薬で化学肥料を使わない野菜に切り替えることです。質素を旨とする。不便を苦にしない。

白熱灯をLEDに変え、信号機を発光ダイオードに変えるだけで、世界で照明に使われる電力を現在の19%から7%に減らすことが出来ます。これは、705もの火力発電所が不要になるということを意味するのです。因みに現在世界には2,370の火力発電所があります。更に、日本中の自動販売機を廃止するだけで、原発一基分の電力が節約できる、CO2の排出を少なくすることができるのです。自動販売機がなくなったら国民は生活に困窮をきたすでしょうか?

日本の首相は国際社会で世界を救う為に思い切った提言をしなければなりません。そして、他国に先駆けて日本がその提言を実行に移さなければ、誰もこの国を信用してくれないのです。過去20年近く、日本は世界のためにする努力を減らしてきました。そのため、世界各国は日本を軽視し、今や「ジャパン パッシング」という状態になっています。今、私たちが見て、知っているのは、日本経済を活発化するために世界中に原発を輸出する努力です。悲しいことです。ただ唯一の救いは小泉元首相が原発反対の声をあげ始めたことです。

以上、述べたことをまとめますと、

•       地方自治体の首長ははっきりとした地球温熱化を止めるための指針を示し、各公共機関は太陽光・太陽熱発電のパネルを、または、他の再生可能エネルギー開発のための投資をすべきです。公用自動車は全部ハイブリッドに切り替えなければなりません。

•       企業の経営者はあらゆる事業所におけるエネルギー節約と車、その他の車両による燃料使用量削減を打ち出し、エコ・イノベーションを表明すべきです。

•       学者、有識者、市民組織の代表は市民の意識改革に責任を持ち、啓発に努める要があります。今や個人や地方自治体の不便を理由に環境改善に反対すべきではありません。

•       政府や政治指導者たちの近視眼的な視野に基づいたエネルギー政策や無作為は許してはなりません。

 上記の提言は一刻の猶予もなく実行に移されなくてはなりません。人類の将来は、あなたのお子さんやお孫さんの将来は、私たちが何をするか、またはしないかにかかっています。私たちは座視しているわけにはいきません。

 ここは皆さんの覚悟が問われ、緊急な対応が求められているのです。

 

 

 

2014年1月27日月曜日

大気超温熱化 2

 地球上の全生命を脅かしているこの大問題は、私たち全員が真剣に検討し、手遅れになる前に、解決法を見つけないといけません。
 ズバリ言って、大気中のCO2濃度は毎年平均1.9ppmの割で増加しています。大気温暖化について、今や、圧倒的な意見は、それが人間の活動によって引き起こされ、悪化しているということです(国連 IPCC第4次レポート)。でもまだ、「それは自然現象で地球は暑くなったり、寒くなったりを繰りかえしているのであるし、確固とした証拠がない」と言い張る学者も居ます。でも、私たちは生活上の実感として、最近は異常気象だ、何かがおかしいと肌で感じています。結果として穀物が不作となり、世界中で物価が乱高下しています。そして、世界中至る所で自然と人命が損なわれています。ですから、そういう学者は、全体的なものの見方ができず、目先の事象にとらわれる人たちです。こういう学者は相手にしていてはいけないと思います。
現在どの位のCO2が溜まって、地球を暖めているのでしょうか?それは年間1.9ppmの増加ですので。それを重量に換算すると152億トンにもなります。また、近代では、すごいスピードでCO2が蓄積しつつあります。問題は200年前の産業革命を境に起き、それまで歴史上1万年かかかった100PPMの蓄積が過去200年余で増加してしまったことです。これは過去60万年間になかった前代未聞のできごとです。産業革命以前の空気中の二酸化炭素濃度は280PPMでした。これがその後の200年間で381PPMに増えてしまいました。これを重量に換算すると8100億トンにものぼります。つまり、産業革命以来の石油、石炭(化石燃料)に頼るわたしたちの生活様式、工業化が原因で、いかに大量の化石燃料を消費しているかということがお分かりいただけると存じます。
 アメリカのコロンビア大学、ナサ ゴッダード研究所のジム・ハンセン教授の計算によりますと、全世界でCO2の年間排出量は275億トンにのぼります。毎秒872トン(49.6万立方メートル)排出されている計算ですね。 このうち、海や土地に吸収される量が排出量の約60%=165億トンですので、それを差し引きますと、CO2の大気中蓄積量は110億トンとなります。CO2現在の濃度は380ppmで、これが2ppmという具合で毎年増加しています。つまり、あと10年でCO2濃度は400ppmに到達します。これが450ppmになると取り返しのつかないことになるであろうといわれています。年間2ppmという割合で放出して行ったら、後何年で450ppmに達するのでしょう?
 二酸化炭素は海と森林に吸収されていると申しましたが、その能力減少の危険があります。現在の状態が放置されると、2050年頃には海は二酸化炭素の含有量が増えて酸性化します。そして吸収能力は低下します。従って、森林と土壌は吸収するより放出が増えだすのです。ですから、私たちは今から
放出量を80%位と大幅に減らす要があります。いい加減な削減では我々の生命が危ないのです。安倍政権は温室効果ガスの排出量を2020年までに2005年比で3.8%減とする新たな目標を決定しました。昨年、政権の座を追われた民主党の前政府は、排出量を1990年比で25%削減するという野心的な目標を掲げていました。一体日本の政治指導者は何を考えているのでしょうか。2050年にはあなたは何歳になっているのでしようか?あなたの子どもは何歳でしょうか?その時、地球の温度はどの位上がっているのでしょうか? 今すぐ80%くらい減らす覚悟と行動が必要ではないのでしょうか?私は、人類はもう待ったなしの時点に追い込まれているような気がしますが、これは私の杞憂でしょうか?