最近、徳川家康が自分の『いましめ』としていた心得を入手した。下記のようなものである。
「大将というものは敬われているようでその家来に絶えず落ち度を探られているものだ。
恐れられているようで侮られ、親しまれているようで疎んじられ、好かれているようで憎まれているものじゃ。
大将というものは絶えず勉強せねばならぬし、礼儀もわきまえねばならぬ。
わが食へらしても、家来にひもじい思いさせてはならぬ。
これが三十三年間つくづく思い知らされた家康の経験ぞ。
家来というものは禄でつないではならず、機嫌を取ってはならず、遠ざけてはならず、
近づけてはならず、怒らせてはならず、油断させてはならぬものだ。
ではどうすればよいのだ。
家来には惚れさせねばならぬものよ!
元和二年六月
徳川 家康」
これが徳川三百年の統治の大方針であったのだろう。これを読んで皆様はどう反応なさいましたか?現代にそのまま通用するでしょうか?
北谷
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