1月14日に国連大学で、「マンガ地球憲章」と言う冊子が配布され、皆で地球環境問題を解決しようという会議が開催された。主催者は元参議院議員・環境庁長官の広中和歌子さん、元国連人口基金事務局次長・ICU教授の功刀達朗さん、及びコメンテーターがアジア女性交流・研究フォーラム理事長の堀内光子さんと言う顔ぶれであった。会議参加者は元国連職員、現在活躍中の学者さん達、少数のNGO職員、更に少数の学生さん達であった。
配布された冊子は、様々な環境問題を、マンガを使って、簡単に、また、要領よく説明している。参加者たちは冊子の内容や技術的な面に関して、それぞれの立場から、専門的なコメントやアイデアを述べ、活発な意見交換が行われた。
地球憲章そのものは2000年にユネスコで採択され、当時の世界政治指導者たちの支持で世界に広まったものである。マンガ地球憲章では世界の人口爆発に始まり、食糧と水の問題、地球温暖化、異常気象や、武力闘争、差別等様々な問題が分かりやすく解説され、解決法が提起されている。
地球はいま未曽有の環境危機を迎えている。そこで現世代に求められるのは様々な問題を一つひとつ解決するという決意と行動であることは言うを待たない。現在の環境問題は全て第二次世界大戦後70年間に人類が創り出し,産みだしたものである。従って、我々はこの掛け替えのない地球をきれいにし、次世代に引き継ぐ責任を持っている。ただ、問題は環境破壊の責任者たち、つまり、一般の市民はそうした責任を自覚することなく、考えることと環境保全活動は政府に任せ、自分たちは安楽な生活を維持することに汲々としている。従って、今必要なのは全国民と政治指導者たちを啓発し、地球を救う為の手段を次々と打ち出すことである。その為、このマンガ地球憲章の会議に参加した人たちは、地球憲章の求める活動や解決策を日本国民に、周りの人たちに、家族の人達に説明し、国民運動を起こす責任を負っている。そういう意味で、NPO2050はマンガ地球憲章を活用して啓発・広報運動を強化し、実践中の中国の黄土高原における植林活動を更に推進するものである。特に、若い人たちにはこのシルクロード緑化活動にボランティアとして参加してもらい、大気温暖化防止、貧困削減、女性のエンパワーメントがどういうものかを実際に体験してもらいたい。
国民に対する働きかけ、啓発と言う意味では、NPO2050はこれからマンガ地球憲章の内容を、フェイスブックなどを通じて、広く世に訴えるつもりである。従って、皆様のご理解とご支援をお願いする次第である。
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