人並みに自分の考えを発信してみようとブログを始めました。
明日2月21日にロスアンジェルスに飛び、アメリカの庶民を相手に「大気温暖化」の話をしてきます。
市民レベルでは、大気温暖化といっても、それは政府が対策をとるもの、自分は電気をこまめに消す、水の消費量を抑えるというような発想で終ってしまいます。確かに、一国の指導者がその気になって取り組まないと大気温暖化防止には効果がありませんし、首相や大統領が経済界に気を使っている先進工業国では取り組みに力が入っていません。抜本的な解決策は先送りです。
IPCCの報告や多数の科学者の発表から、現在の大気温暖化(今や温熱化と言えよう!)は私たち先進国の人々が自分の生活の確立、安楽、老後の安心のために必死になって働いてきた結果であることが明らかです。つまり、私たちは化石燃料をふんだんに使い、大気温暖化ガスを気にせず放出してきたわけです。
大気温暖化防止のためには市民一人ひとりが石油や石炭の消費を抑える努力をしなければなりません。つまり、今までの生活方法を根本的に変え、食生活を変え、一大決心をすることが求められるわけです(出来るかな?)。 でも、これは親として、豊かさを追求してきた市民として、やらねばならないことです。さもないと後10年足らずで取り返しのない事態を招き、子ども達に合わせる顔がないということになるでしょう。
こういう論理がアメリカ人に分かってもらえるかしら、でも、言うべきことは言ってやろうと考えながら出かけてきます。 北谷勝秀