2016年9月27日火曜日

85歳になりました

先日、家人や友人たちから85歳の誕生日を祝った頂いた。その時の偽らざる感想は「私の人生での一つの節を迎えた」ということである。振り返ってみれば、国連で30年、NPOで25年、今までの人生85年のうち55年間を「開発・環境保全・貧困削減」のために過ごさせて頂いた。今や、体力も落ち、忘れっぽくなり、他人様に迷惑をかけることもふえてきた。先日の天皇陛下のお言葉を拝聴して「まさに同感」と膝を打ったものである。
来年三月末でNPO2050の活動を終了し、その後は、家内と二人で、「他人様のため、次世代のため、更に、神の意志をなるたけ多く具現」するために個人として余生を生き抜く決意が固まった。そのためにせねばならぬのは、多くの人に語り掛けること、相談すること、出来ることを実行することであろう。
しかしながら、私が先ず心がけなければならないのは、なるたけ多くの人が「思いやる心」を持ち、全てあるがままに受け入れ、自分の価値観で他人様を裁かぬよう、そして、助け合いの手を伸ばすよう語り掛けることである。途上国で貧困のため苦吟している女性たちが少しでも教育を受け、人並みの生活が出来るようになれば、世界は自ずから平和になるだろうし、殺し合いも減るだろう。それ故、私は息のある間は、途上国の貧困子女・女性のエンパワーメントに専心したい。これは簡単には
実現しないであろうが少なくともこちらはある種の達成感を持ってあの世に行くことが出来る。

こうやって思い返せば、自分は満足すべき人生を送ってきたのだと実感できる。有り難いことである。


 

2016年9月17日土曜日

ひとつ

皆様、最近遭遇したつぎの一片の詩、「ひとつ」。是非声を上げて読んでいただけると幸いです。
 
「ひとつ」              作詞 作曲  高橋晴美
空と海がとけてひとつ
あなたの心にとけて生きる
空に星がとけてひとつ
あなたの人生にとけて生きる
あなたの部屋に野の花ひとつ
いつもやすらぎを届けてあげたい
あなたのために何かひとつ
今日も新しく生まれかわりたい
人と人がとけてひとつ
今日もしあわせ感じ合いたい
国と国がとけてひとつ
その日を信じて今日も生きる
人と人がとけてひとつ
今日もしあわせ感じ合いたい
国と国がとけてひとつ
その日を祈って今日も生きる
 
「ひとつ」とはあなたの心、思いやりに他なりません。世の中の人たち全てが思いやりの心を持ち、周りの人や国と「ひとつ」になる努力をすれば、世界はたちまち平和になり、地球環境は復元します。
皆さん、特に「お母さん」、女性の皆さんにお願いするのは、是非思いやり、助け合いの心を育み、この不完全な世界をあるがままに受け入れ、お互いに分かち合い、助けあって生きて行くことです。他の人を頭から排除せず、思いやりの心をかけましょう。

世のために何か自分の出来ることを見つけて、それを継続しましょう。例えば途上国での緑化活動に参加(植樹でも苗木代支援でも)、貧困女性・子女のための教育支援や技術指導などを通じて、彼女たちに夢と希望を与えることができます。世界を平和にする活動です。やれることは沢山あります。みんなで平和な世界を築きましょう。