2015年7月18日土曜日

女性に支援を、投資を!


711日は世界人口デーで、国連人口基金は、”緊急時における脆弱な人々”、(女性・思春期の少女、出産を控えた母親たち)が紛争とか災害時に虐待、性的搾取、暴力や強制結婚などに直面すると報告しています。そのため、国連人口基金は、衛生キット、産科・避妊具(薬)を提供し、訓練を受けた専門家を派遣するなど、脆弱な人々への支援を展開しているそうです。これは同時に、女性や思春期の少女と若者のニーズに対応するとともに、さらに緊急時や復興時にも役立つものです。国連人口基金の目標は、「女性と思春期の少女の性と生殖に関する健康に対しての権利を保障し、彼女たちの安全も同時に守ること」だそうです。

これは確かに立派な報告であり、主張です。だが問題は、このような”脆弱な人々“が依然として国際社会から十分な注意も支持も受けられず、報道もされず、世界の片隅で人目につかず苦吟しているという事実です。私たち日本人だって日常の生活で開発途上国の貧困女性たちの運命を気遣うことはあまりないでしょう。

世界で今、1日¥150以下で生活を余儀なくされている人びとは83600万人もいます。貧困の為小学校に通わせてもらえない子どもは5670万人にもなります。そしてその殆どが女性です。貧困が原因で起こる諸問題は女性や女児を先ず直撃します。これは悲しい事実です。そして、被害者である女性たちはやがて出産し母親になります。そのような母親たちにまともな子育てや教育が期待できるのでしょうか?世界が、依然として怒りに身をやつす人、金もうけがすべてだと思い込んでいる人、自分だけが正しく他人は全て駄目だと決めつける人、暴力が唯一の解決法だと思い込んでいるような人々で満ち溢れているのはその辺に理由があるのではないでしょうか?世の中のすべての女性がまっとうな教育を受け、すべての女性が開発の主流に参加できるようにしなければ世界には平和は訪れないでしょう。そういう意味で私はマララさんの「女性の為の教育」と活動に心からの声援を送ります。

私たちNPO2050もネパールを舞台に女性の地位向上のための活動を展開しています。ネパールのダン地方の貧困女性の為に、1)女性指導者の養成、2)貧困の為に公立の小学校にも通わせてもらえない子どもたちの為の学校教育、3)母親たちが開発事業に参加するための技術教育、4)健康に生活できるように完全無農薬の有機農法の普及などをしています。また、少し離れたパルパ地方でもOKバジの指導によって女性指導者の養成を行っています・

私たちのこうした試みは現在実を結びつつありますので、やがて私たちのプロジェクトがネパールで成功のモデルとなり、普及することを夢見ています。

そういう意味で、会員の皆様のご支援と積極的な女性自立の為の活動への参加を歓迎いたします。どうぞ、一口¥10,000でネパールの女性自立をご支援ください。皆様からの支援金はOKバジが責任をもって無駄なく管理し、現地の母親たちの自立と女性の就学を推進しています。

ご支援くださる方々は下記の口座をご利用ください。

三菱東京UFJ銀行 広尾支店

口座№: 普通0903814 口座名:ニセンゴジュウ

又は、

郵便振替 口座番号:00190-4-669714 

口座名:2050(ニセンゴジュウ)